
神社
石浦神社は、石川県金沢市を入口にたどる聖地・社寺。金沢城下の社と都市の参詣地を、地域史の入口。
石浦神社(いしうらじんじゃ)は、石川県金沢市本多町に鎮座する神社。古墳時代の創祀と伝える金沢最古級の社で、加賀藩前田家の崇敬を受けた金沢城下の総鎮守の一つ。社格は旧郷社。
所在は石川県金沢市本多町三丁目 1-30。兼六園の南隣、犀川と浅野川に挟まれた金沢城下の中央台地に鎮座する。境内は兼六園・金沢城公園と尾山神社(加賀藩祖前田利家を祀る)を結ぶ金沢中心の社寺軸線上にあり、近世金沢の宗教地理の中核を成す。境内に「逆さ狛犬」「広坂稲荷」を擁する。
主祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)、大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)、久那斗神(くなどのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)、誉田別命(ほんだわけのみこと、応神天皇)、菊理媛神(くくりひめのかみ)の七柱。『古事記』上巻に大国主神の幸魂・奇魂として記される大物主神を主神に祀る点で、奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)の祭神と系譜を共有する。境内末社の広坂稲荷神社は宇迦之御魂神を祀り、近隣の尾山神社・金澤神社と並ぶ金沢の祭祀圏を形成する。
社伝では古墳時代の三輪族(みわぞく)の入植により、大和の大神神社の分霊を奉斎したのが起源と伝える。中世には石浦山慈光院長谷寺(じこういんちょうこくじ)と称し神仏習合の社寺として栄えた。慶長三年(1598 年)に加賀藩祖前田利家の崇敬を受け、明治の神仏分離で石浦神社と改称、寺院部分は廃された。明治三十九年(1906 年)に郷社に列格。近年は境内整備で参詣者を集める金沢の人気社の一つ。
4 月 15 日の例大祭、8 月 1 日の夏祭、年末年始の歳旦祭が主要祭礼。例大祭では神輿渡御が金沢市街を巡る。
石浦神社 公式・公的由緒資料
機関資料石浦神社の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
石浦神社 地域資料・百科資料
二次資料石浦神社の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。