
聖地
大和・河内の境に連なる山域。土蜘蛛伝承や修験の山岳信仰と結びつく。
葛城山(かつらぎさん、現在の大和葛城山)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村の境に聳える霊山。標高 959m。修験道の祖・役小角(えんのおづの)の修行地として知られ、葛城修験の根本道場とされる気脈の地。
所在は奈良県御所市櫛羅・大阪府南河内郡千早赤阪村千早。金剛山地北部、奈良盆地と河内平野を分ける峰の一つで、南に金剛山、北に二上山が連なる。山頂は紅葉と春のツツジで知られ、山中には葛城一言主神社・高天彦神社・高鴨神社など『延喜式神名帳』所載の古社が点在する。地名「葛城」は『古事記』中巻に「葛城之高千那毘売」等として頻出する古地名。
山岳信仰の主祭神は一言主大神(ひとことぬしのおおかみ)。『古事記』下巻 雄略天皇段に、雄略天皇が葛城山で狩りをした際、天皇と全く同じ装束の神に出会い、神が「吾は悪事も一言、善事も一言、言ひ離つ神」と名乗ったと記される。修験道では役小角(七世紀後半の山岳修行者、続日本紀文武紀に流罪記事あり)が一言主神を使役したと伝え、葛城二十八宿の根本霊場として神格化された。
『日本書紀』神武紀に高尾張邑(たかおはりむら)の地として現れる古い祭祀域。役小角は天武天皇三年(674 年)頃から葛城山で修行し、文武天皇三年(699 年)に伊豆大島へ流された(『続日本紀』)。中世には葛城修験の二十八宿が整備され、山伏修行の根本道場として機能した。明治の修験道廃止令で衰微したが、戦後復興。現在も葛城修験の峰入修行が継承される。
葛城一言主神社(一言さん)の 9 月秋季大祭、高天彦神社の例祭(10 月)、葛城修験の春・秋の峰入行が主要な祭事として継承される。
御所市 公式サイト
機関資料御所市
御所市公式情報。葛城山周辺の観光・地域情報を参照する。
https://www.city.gose.nara.jp/大和葛城山 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
葛城山の地理と山岳信仰に関する二次整理。