神社
忌宮神社(いみのみやじんじゃ)は、山口県下関市にある神社。長府(城下町エリア)のほぼ中心に位置し、仲哀天皇が熊襲平定の際に滞在した行宮である豊浦宮の跡とされる。
忌宮神社(いみのみやじんじゃ)は、山口県下関市長府宮の内町に鎮座する神社。仲哀天皇が熊襲平定のため滞在した行宮「豊浦宮(とゆらのみや)」の跡と伝えられる長門国の古社。社格は旧国幣小社。
所在は山口県下関市長府宮の内町 1-18。本州西端の下関市東部、長府城下町のほぼ中心に鎮座する。境内には長府毛利家の崇敬を集めた近世社地の景観が残り、関門海峡を挟んで九州を望む海陸の祭祀地理に属する。
主祭神は仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、応神天皇(おうじんてんのう、誉田別命)の三柱。『日本書紀』仲哀紀の豊浦宮伝承に依拠し、熊襲征討に関わる三代の天皇祭祀を構成する。同じ三柱を祀る大分県宇佐神宮(八幡神総本社)の祭祀構造と並列する。
社伝では仲哀天皇二年(伝承上 193 年)、当地に豊浦宮が営まれたのを起源とする。皇后神功皇后の摂政三年(伝承上 203 年)、豊浦宮跡に仲哀天皇を祀ったのを忌宮の創祀と伝える。中世以降は長門国の主要社として崇敬され、近世には長府藩主毛利家の崇敬篤く社殿が整備された。明治期に国幣小社に列せられた。
8 月の数方庭祭(すほうていさい)が中心。仲哀天皇の熊襲征討に従った塵輪(じんりん)の神話に因む祭で、巨大な幟竹を奉持する勇壮な行列で知られる。国指定重要無形民俗文化財。