
神社
斐伊神社(ひいじんじゃ)は、島根県雲南市にある神社。宮崎大明神とも呼ばれる。『出雲国風土記』に樋社と称する神社が2社あり、共に神祗官在りと記述されているが、この2社が延喜式の時代までに1社に併合されたのが、現在の斐伊神社と考えられている。
斐伊神社(ひいじんじゃ)は、島根県雲南市木次町里方に鎮座する神社。別名「宮崎大明神」。『出雲国風土記』所載「樋社」の後継社で、奈良県桜井市の三輪山祭祀との古代的関連が指摘される出雲の古社。
所在は島根県雲南市木次町里方 1280。出雲国南部、斐伊川中流域の木次盆地に鎮座する。社地は斐伊川と支流の交差点付近の段丘上にあり、八岐大蛇神話の舞台と伝えられる斐伊川流域の祭祀景観に属する。
主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、稲田比売命(いなだひめのみこと、奇稲田姫)、伊都之尾羽張命(いつのおはばりのみこと)。『古事記』上巻の素戔嗚尊による八岐大蛇退治神話の主要登場神を祀り、斐伊川流域の蛇神・水神祭祀と結ぶ。奈良県大神神社(おおみわじんじゃ)の三輪山祭祀との関係も社伝で言及される。
『出雲国風土記』(天平五年 733 年成立)には「樋社」と称する神社が大原郡に 2 社記載されており、両社が平安期までに合祀されて現在の斐伊神社になったと考えられる。『延喜式神名帳』にも「斐伊神社」として登載される。中世以降は出雲国大原郡の主要社として継承され、明治期に郷社、後に県社に列せられた。
10 月の例大祭が中心。斐伊川流域の蛇神祭祀の系譜を継ぐ祭礼として、近隣の須我神社(島根県雲南市)と並ぶ出雲南部の代表的秋祭。