
神社
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市二見町江にある神社である。旧社格は村社で、現在は神社本庁の別表神社。境内の磯合にある夫婦岩(めおといわ)で知られる。 興玉大神(猿田彦大神)と宇迦御魂大神(ここでは神宮外宮の豊受大神の別
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市二見町江に鎮座する神社。旧社格は村社、現在は神社本庁の別表神社。境内の磯合に立つ夫婦岩(めおといわ)で広く知られる。伊勢神宮参拝に先立つ禊(みそぎ)の地として古来崇敬を集める。
所在は三重県伊勢市二見町江 575。伊勢国度会郡(わたらいぐん)、伊勢湾に面する二見浦に鎮座する。社前の海中には注連縄で結ばれた大小二つの岩「夫婦岩」が立ち、その間から夏至前後に日の出を、冬至前後に月の出を望める景観で知られる。伊勢神宮内宮(皇大神宮、伊勢市宇治館町)の東方約 6 km に位置し、神宮参拝前の禊・浜参宮の地として位置づけられる。
主祭神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ、ここでは神宮外宮の豊受大神の別名とする)。猿田彦大神は『古事記』上巻 天孫降臨段で天孫邇邇芸命(ににぎのみこと)を高千穂へ導いた国津神で、伊勢国五十鈴川上流に鎮座すると伝えられる導きの神。同じ猿田彦大神を主祭神とする猿田彦神社(伊勢市宇治浦田)と祭祀的に結びつく。夫婦岩は猿田彦大神ゆかりの興玉神石(沖合 700 m の海底に沈むと伝えられる神石)を遥拝する鳥居の役割を果たすとされる。
創建年代は不詳。社伝では古来興玉神石を遥拝する祭祀地として継承され、近世まで「興玉社」と称されてきたと伝えられる。明治四十三年(1910 年)に近隣の三宮神社・少彦名神社を合祀して現在の社名となった。明治期に村社、現在は別表神社。
5 月 5 日・9 月 5 日・12 月の大注連縄張神事が中心。夫婦岩を結ぶ全長約 35 m の大注連縄を年三度張り替える神事で、伊勢神宮参拝の前段としての浜参宮の伝統と一体に継承されている。