
記紀神話
少彦名神は記紀神話に位置づける神格。健康・道開きの祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。
少彦名神(すくなひこなのかみ)は、『古事記』『日本書紀』に記される国津神。神産巣日神の御子で、大国主神とともに葦原中国の国造りを行った小柄な神格。医薬・酒造・温泉の神としても古代から信仰される。
『古事記』上巻では、出雲の美保岬で大国主神の前に蘿摩(ががいも)の実を割って作った舟に乗り、蛾の皮の衣を着て現れたと記される。誰も名を知らない神を、神産巣日神に問うと「我が子なり」と認められ、大国主神と兄弟の契りを結んで国造りを行った。後に常世国へ渡り去ったとされる。『日本書紀』神代上 第八段一書にも対応する叙述があり、医薬の祖としての性格が明示される。
父は神産巣日神(造化三神の一柱)。協力者は大国主神で、二柱で葦原中国を「堅め成」したと記される。出雲系神統の中で異質な位置を占める神格で、天津神でも純粋な国津神でもない、造化三神の系譜から地上に下った神という独特の系譜を持つ。
少彦名神社(大阪市中央区道修町、薬の街の守護神)、酒列磯前神社(茨城県ひたちなか市)・大洗磯前神社(茨城県大洗町)、淡嶋神社(和歌山県和歌山市)などに祀られる。常陸国の磯前二社は『日本三代実録』に少彦名命降臨の記事を持つ古社で、東国の少彦名信仰の中心。医薬・酒造の守護神として近世以降に商工業者の信仰を集めた。
少彦名神 関連社寺由緒資料
機関資料各社寺・公的機関
少彦名神の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。
少彦名神 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
少彦名神の概要に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%BD%A6%E5%90%8D%E7%A5%9E