神社
陸奥国一宮。鹽土老翁神・武甕槌神・経津主神を祀る。製塩・航海守護の社。
鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、宮城県塩竈市一森山に鎮座する陸奥国一宮。製塩の祖神・鹽土老翁神を主祭神とし、武甕槌神・経津主神を共に祀る。社格は旧国幣中社。境内の志波彦神社と一体に「志波彦神社・鹽竈神社」として国の重要文化財・名勝指定を受ける。
所在は宮城県塩竈市一森山 1-1。仙台湾を望む一森山の山上に鎮座する。本社の左右宮(左宮に武甕槌神、右宮に経津主神)と別宮(鹽土老翁神)の三殿が並ぶ独特の配置を取り、参道は表坂・裏坂・東神門坂の三筋。境内に塩を煮る「神竈」が伝わり、社名の由縁を成す。
主祭神は別宮の鹽土老翁神(しおつちのおじのかみ)。『古事記』上巻 海幸山幸段で、海神宮への道を山幸彦に教えた潮路の老翁として登場し、製塩・航海・道案内の神格として祀られる。左宮の武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮の経津主神(ふつぬしのかみ)は『日本書紀』神代下 葦原中国平定段で大国主神に国譲りを迫った中軸神で、常陸の鹿島神宮・下総の香取神宮(千葉県)の祭神。蝦夷経略期に二神が陸奥に下り、鹽土老翁神を残してこの地を鎮めたと社伝に伝える。
社伝では神代の鎮座。文献上は『弘仁式』『延喜式』神名帳の段階では鹽竈神社は登載されないが、『弘仁式』主税式に「鹽竈神」の祭祀料が記され、平安初期に国家祭祀の対象となっていたことが知られる。中世以降は奥州藤原氏・伊達氏の崇敬を受け、近世は仙台藩伊達家の累代の崇敬社。現在の本殿・拝殿・廻廊・楼門等は宝永元年(1704 年)の伊達綱村造営で、国重要文化財。
7 月の港まつり(鹽竈みなと祭、海上神輿渡御)、3 月 10 日の例祭、7 月 4-6 日の藻塩焼神事・帆手祭が中心。藻塩焼神事は鹽土老翁神の製塩起源を再演する古式祭で、製塩の祖神を祀る当社ならではの祭祀継承を成す。
延喜式 第十巻 神名帳
一次文献藤原時平・忠平ほか(撰)
『延喜式』神名帳(927年成立)所載「陸奥国宮城郡 志波彦神社」関連。鹽竈神社は陸奥国一宮として崇敬される。
鹽竈神社 公式サイト
機関資料志波彦神社・鹽竈神社
志波彦神社・鹽竈神社公式サイト「御祭神」「御由緒」。
https://www.shiogamajinja.jp/Wikipedia 日本語版「鹽竈神社」
二次資料Wikipedia 日本語版
Wikipedia 日本語版「鹽竈神社」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BD%E7%AB%88%E7%A5%9E%E7%A4%BE