諏訪大社 上社本宮の写真

神社

諏訪大社 上社本宮

公開検証済みすわたいしゃ かみしゃほんみや

諏訪大社 上社本宮は長野県にある神社。建御名方神との関係を持ち、勝運・道開きの祈願領域から地図でたどれる。

概要

諏訪大社 上社本宮(すわたいしゃ かみしゃほんみや)は、長野県諏訪市中洲宮山に鎮座する神社で、諏訪大社四宮(上社本宮・上社前宮・下社秋宮・下社春宮)のうち上社の本宮にあたる。信濃国一宮。主祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)。

鎮座地

所在は長野県諏訪市中洲宮山 1。諏訪湖の南東、守屋山(もりやさん、標高 1651m)の北麓に鎮まり、上社の御神体山として守屋山を仰ぐ。本殿を持たず、神居山(かんいさん)を直接拝する古代神奈備(かんなび)信仰の形態を伝える。境内には四方を御柱で囲む御宝殿があり、樹齢千年級の杉と檜の社叢が広がる。

祀られる神格

主祭神は建御名方神。『古事記』上巻 葦原中国平定段に、大国主神の御子として武甕槌神(たけみかづちのかみ)と力競べを行い敗れて諏訪に逃れ、「此の地より外には行かじ」と誓った神として記される。配祀に妃神の八坂刀売神(やさかとめのかみ)を上社前宮に祀り、両神が諏訪信仰の中核を成す。建御名方神は大国主神と高志国(こしのくに)の沼河比売(ぬなかわひめ)の御子神。

沿革

社伝では神代の鎮座と伝え、『古事記』『先代旧事本紀』に登場する古社。『延喜式神名帳』(927 年)には信濃国諏方郡「南方刀美神社二座(名神大)」と記される。中世以降、諏訪明神は武家の信仰を集め、源頼朝・武田信玄が社領を寄進した。本宮の幣拝殿(天保六年・1835 年再建)、四脚門等は国重要文化財。式年造営御柱大祭(数え七年に一度、寅・申年)は天下の奇祭として知られる。

主要祭礼

寅・申年の御柱祭(おんばしらさい)は、樹齢百数十年の樅木 16 本を山中から曳行し四宮の四隅に建てる六年に一度の式年大祭。4 月 15 日の御頭祭(おんとうさい、酉の祭)、3 月の蛙狩神事は古層の狩猟祭祀を伝える。

読み解き

諏訪大社上社本宮は、建御名方神を祀る諏訪信仰の中核の一つである。『古事記』上巻の国譲りでは、建御名方神が武甕槌神との力比べに敗れ、科野国の諏訪に留まると語られる。この神話が、出雲と諏訪を結ぶ大きな系譜を示している。御柱祭や四宮から成る社の構成も、湖と山に囲まれた土地の祭祀を読む手がかりになる。

関連神格は建御名方神、八坂刀売神、武甕槌神。出典: 『古事記』上巻、文化庁国指定文化財等データベース、Wikipedia日本語版「諏訪大社」。

出典

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