
神器
天羽々斬は、須佐之男命が八岐大蛇を斬った剣として語られ、石上神宮の神宝伝承と重なる。
天羽々斬(あめのはばきり)は、須佐之男命が八岐大蛇を斬った際に用いたと伝わる十拳剣(とつかのつるぎ)の一振りで、蛇韓鋤剣(おろちのからさびのつるぎ)の異名でも記される。
『古事記』上巻 須佐之男命の八岐大蛇段では、須佐之男命が出雲国の肥河上で八岐大蛇を退治した際、所持していた十拳剣で大蛇を斬り、その尾より草薙剣を得たと記される。『日本書紀』神代上 第八段一書では、この剣を「天羽々斬」または「蛇韓鋤之剣」と呼び、大蛇退治の主要な武具として位置づけている。
石上神宮(いそのかみじんぐう、奈良県天理市布留町)が、天羽々斬剣を布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)の御神体として奉斎する。明治七年(1874年)の禁足地発掘により出土した剣が伝承の剣と重ねられ、本殿に奉安されている。
石上神宮所蔵の関連刀剣群は文化庁の文化財制度下で確認されるが、御神体本体は奉斎が前提のため指定対象外として扱われる。
古事記 上巻 須佐之男命の八岐大蛇段
一次文献太安万侶(和銅5年)
古事記 上巻 須佐之男命の八岐大蛇段に基づく天羽々斬の主要典拠。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1920952石上神宮 公式由緒
二次資料石上神宮 公式由緒を参照した天羽々斬の補助確認。
https://www.isonokami.jp/