
神仏習合
弁才天は神仏習合に位置づける神格。芸能・財福の祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。
弁才天(べんざいてん、弁財天とも)は、仏教の天部に属する女神。サンスクリット名サラスヴァティー(Sarasvatī)の漢訳で、本来は河川の女神。日本では平安期以降、芸能・知恵・福徳の神として崇敬され、市杵島姫命と習合して神社にも祀られた。七福神の一柱。
『金光明経』大弁才天女品・『金光明最勝王経』に出典を持ち、弁才・財福を授ける天女として説かれる。空海が請来した両界曼荼羅の胎蔵界外金剛部院に位置づけられ、平安初期の密教受容と並行して日本に定着した。鎌倉期以降は宇賀神(蛇神)と習合した宇賀弁才天として、頭上に老翁の蛇身を載せる図像が広まる。
仏教天部の女神として、本来は独立した尊格。日本では宗像三女神の市杵島姫命と神仏習合し、神社の祭神として並列される構造が定着した。七福神では大黒天・毘沙門天・恵比寿・布袋・寿老人・福禄寿らと並ぶ唯一の女神。宇賀神との習合により、農耕神・水神の性格も帯びる。
日本三大弁才天として、江島神社(神奈川県藤沢市、辺津宮・中津宮・奥津宮)、宝厳寺竹生島神社(滋賀県長浜市、琵琶湖の竹生島)、厳島神社(広島県廿日市市、安芸国一宮)が知られる。竹生島は『竹生島縁起』に行基開創(神亀元年・724 年)の伝承を持つ古刹で、神仏分離以前は弁才天信仰の中心。技芸上達・財運の神として近世以降に庶民信仰が拡大した。
弁才天 関連社寺由緒資料
機関資料各社寺・公的機関
弁才天の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。
弁才天 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
弁才天の概要に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E6%89%8D%E5%A4%A9