
記紀神話
邇邇芸命と木花之佐久夜毘売命の子。海幸彦として山幸彦の火遠理命と対になる神。
火照命(ほでりのみこと)は、『古事記』『日本書紀』に記される天津神系の神格。通称 海幸彦(うみさちひこ)として知られ、邇邇芸命と木花之佐久夜毘売命の御子神。弟 火遠理命(山幸彦)との対立譚で知られ、後に弟に屈服し、隼人(はやと)の祖と伝えられる。
『古事記』上巻 山幸彦・海幸彦段では、弟 火遠理命に貸した釣針を返せと迫り、釣針探しの航海譚の発端を成す神格として登場する。後段では、海神宮から戻った弟が潮満玉・潮乾玉で兄を溺れさせ、ついには「吾は今より以後、汝命の昼夜の守護人と為りて仕へ奉らむ」と誓い、隼人の祖となる経緯が記される。『日本書紀』神代下 第十段一書にも対応する叙述がある。
父は邇邇芸命、母は木花之佐久夜毘売命。弟は火須勢理命と火遠理命(山幸彦)。後の隼人氏の祖神に位置づけられ、宮廷儀礼における隼人舞は、海幸彦が溺れる場面を再演する古儀として『日本書紀』に伝えられる。
潮嶽神社(うしおだけじんじゃ、宮崎県日南市)を主たる鎮座社とし、社伝では海幸彦が漂着した地と伝えられる。鹿児島神宮(鹿児島県霧島市)にも配祀される。日向神話圏の海洋系祭祀の中で、山幸彦の対役として位置づけられ、九州南部の隼人系氏族の祖神伝承と結びつく。
古事記 上巻 海幸山幸段(火照命)
一次文献太安万侶(撰)
古事記上巻に火照命が邇邇芸命の子として記され、海幸彦として火遠理命と対になる。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/files/51731_50813.html火照命 ほでりのみこと
一次文献國學院大學 古典文化学事業「神名データベース」火照命。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/hoderinomikoto/火照命 - Wikipedia 日本語版
Wikipedia contributors
火照命の神話上の位置づけに関する二次整理。