
神社
山梨県笛吹市一宮町に鎮座する甲斐国一宮。木花開耶姫命を祀り、富士山信仰の起点となる古社。
浅間神社(あさまじんじゃ)は、山梨県笛吹市一宮町一宮に鎮座する甲斐国一宮。通称「一宮浅間神社」「甲斐浅間神社」とも呼ばれる。主祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、富士山を神体山とする浅間信仰の甲斐側における中心社。延喜式神名帳に「甲斐国八代郡 浅間神社 名神大」と記される名神大社で、旧社格は国幣中社、現在は神社本庁の別表神社。
所在は山梨県笛吹市一宮町一宮 1684。甲府盆地の東縁、笛吹川左岸の段丘上で、南東に富士山、北に大菩薩連嶺を望む。社地は古くは旧山梨郡神山村(現甲府市北部)にあったとされ、貞観七年(865 年)に現在地へ遷座したと伝えられる。境内には十二支石、夫婦梅、神戸の大欅などが残り、笛吹市指定文化財も多数所在する。
主祭神は木花開耶姫命。『古事記』上巻 天孫降臨段、『日本書紀』神代下に邇邇芸命の妃として登場し、一夜にして懐妊し産屋に火を放って三皇子(火照命・火須勢理命・火遠理命)を産んだ神格。富士山を司る神として『富士山縁起』『甲斐国志』に位置づけられ、浅間(富士山)の女神として全国の浅間神社に祀られる。当社では本社・摂社山宮神社の対構造で「里宮/山宮」体制をとる。
社伝では第十一代垂仁天皇の御代に山梨郡神山に創建、貞観七年(865 年)富士山貞観大噴火を受けて朝廷の勅により現在地へ遷座したと伝えられる。『日本三代実録』貞観七年十二月条には甲斐国に浅間神を祀る記事が記される。延喜式神名帳(927 年)に名神大社として登載。中世以降は武田氏の崇敬を受け、武田信玄・勝頼の制札が現存する。明治四年国幣中社に列格、戦後別表神社。本殿・摂社山宮神社本殿などは山梨県・笛吹市指定文化財。
例祭は四月十五日。山宮神社からの神輿渡御を含む春祭、十二月の御幸祭(神山遷座の故事を伝える)が知られる。八月の流鏑馬神事も近世以来の伝統行事として継承される。
甲斐国一宮 浅間神社 公式サイト
機関資料浅間神社
甲斐国一宮浅間神社の御祭神・沿革・例祭・摂末社・年中行事に関する公式情報。
http://asamajinja.jp/浅間神社 (笛吹市) - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
甲斐国一宮浅間神社の創建伝承(垂仁朝・貞観七年遷座)・名神大社比定・武田氏崇敬の経緯に関する二次整理。