
寺院
竹林寺を五台山の寺院景観と四国遍路の文脈から整理する。
竹林寺(ちくりんじ)は、高知県高知市五台山に所在する真言宗智山派の寺院。四国八十八ヶ所霊場第三十一番札所で、行基開創と伝えられる土佐の名刹。本尊は文殊菩薩で、文殊菩薩を本尊とする四国遍路の中で唯一の札所として知られる。山号は五台山。
所在は高知県高知市五台山 3577。高知市街東部の五台山(標高 146 メートル)山上に立ち、浦戸湾と土佐湾を見下ろす景勝地。五台山の名は中国山西省の文殊菩薩霊場・五台山に由来し、行基がここを文殊菩薩の霊地として開いたという縁起と整合する。隣接して牧野富太郎博士ゆかりの高知県立牧野植物園が立ち、土佐の植物景観と寺院景観が一体を成す。
本尊は文殊菩薩(もんじゅぼさつ)。文殊菩薩は智慧の仏で、『華厳経』『法華経』等で釈迦の左脇侍として登場する大乗仏教の代表的菩薩。文殊菩薩を本尊とする四国遍路札所は当寺のみで「文殊様」「土佐の文殊」と称される。脇侍に普賢菩薩・釈迦如来。本堂裏の奥之院文殊堂は国指定重要文化財の文殊菩薩騎獅像を安置。隣接の五台山神社・吸江寺(ぎゅうこうじ)と合わせて土佐の山岳寺院景観を成し、四国遍路の前後の三十番善楽寺・三十二番禅師峰寺と接続する。
寺伝では神亀元年(724 年)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が中国五台山を模して開創したと伝えられる。大同年間(806-810 年)に弘法大師空海が滞在し再興したとされる。中世には土佐国守護長宗我部氏の庇護を受け、近世には土佐藩主山内氏の祈願所として継承された。本堂・五重塔・庫裏などの伽藍は江戸期の再建を基本としつつ近代に整備、本堂は国指定重要文化財。境内庭園は鎌倉時代の禅僧夢窓疎石(むそうそせき)作と伝えられ、国の名勝に指定。
1 月 25 日の文殊会(もんじゅえ、初文殊)、4 月 8 日の花まつり、8 月 9 日の四万六千日(しまんろくせんにち、文殊菩薩の縁日)が主要法要。四国遍路の道場として年間を通じて巡拝者を迎え、特に春秋の遍路シーズンには納経・読経の声が境内に絶えない。
竹林寺 由緒・所在地資料
機関資料各社寺・公的機関
竹林寺の名称・所在地・由緒を確認するための社寺・公的機関の公開資料。
竹林寺 公式・公的由緒資料
機関資料竹林寺の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
竹林寺 - Wikipedia 日本語版
Wikipedia contributors
竹林寺の名称・所在地・座標を確認するため、Wikidata item Q426742 と日本語版 Wikipedia を参照。
竹林寺 地域資料・百科資料
二次資料竹林寺の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。