宗像大社 辺津宮の写真

神社

宗像大社 辺津宮

公開検証済みむなかたたいしゃ へつみや

宗像三女神の市杵島姫神を祀る筑前国一宮。世界遺産「神宿る島」構成資産。

概要

宗像大社辺津宮(むなかたたいしゃ へつみや)は、福岡県宗像市田島に鎮座する筑前国一宮。沖津宮(沖ノ島)・中津宮(大島)と並ぶ宗像三宮の本土側に位置する本宮で、世界遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(2017 年登録)の構成資産。社格は旧官幣大社。

鎮座地

所在は福岡県宗像市田島 2331。玄界灘に面する宗像市の中心部、釣川下流域の平地に鎮座する。沖津宮(沖ノ島)・中津宮(大島)を玄界灘上に拝する直線上に営まれ、三宮を一体とする海上祭祀ラインを成す。境内裏手の高宮祭場は古代祭祀遺跡が残り、社殿成立以前の磐境祭祀の地と伝えられる。

祀られる神格

主祭神は宗像三女神のうち市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)。沖津宮に田心姫神(たごりひめのかみ)、中津宮に湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀られ、辺津宮はこの三女神を総合する本宮として三柱を併祀する。『古事記』上巻 誓約段に、天照大御神と素戔嗚尊の誓約から化生した三女神として記される。航海・対外交渉の守護神として古代国家祭祀の中軸を担い、関連神社の厳島神社(広島県)・江島神社(神奈川県)等の市杵島姫信仰の源流に位置づけられる。

沿革

社伝では神代の創祀。文献初出は『日本書紀』神代上 一書で、三女神を「胸肩君等が祭る神」と記す。延喜式神名帳に「筑前国宗像郡 宗像神社 三座 並名神大」と登載され、平安期に名神大社の最高格を得た。中世以降は大宮司宗像氏が祭祀を継承し、近世は黒田藩の崇敬を受けた。本殿・拝殿は国重要文化財。沖津宮の沖ノ島は神領として禁足地が守られ、平成 29 年(2017 年)に三宮一体で世界文化遺産に登録された。

主要祭礼

10 月 1-3 日の秋季大祭「みあれ祭」が中心。三宮を巡る海上神幸で、沖津宮・中津宮の御神体が御座船で辺津宮に渡御する古式祭礼。古代の海上祭祀ラインの姿を今に伝える。

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