
神社
佐那神社(さなじんじゃ)は、三重県多気郡多気町仁田にある神社。旧社格は県社。 伊勢神宮皇大神宮(内宮)に相殿神として祀られている天手力男命を主祭神とし、伊勢神宮の古材の払い下げを受けて社殿が造り替えられるなど、伊勢神宮との関連の深い神社であ
佐那神社(さなじんじゃ)は、三重県多気郡多気町仁田に鎮座する神社。式内社、旧社格は県社。伊勢神宮皇大神宮(内宮)に相殿神として祀られる天手力男命(あめのたぢからおのみこと)を主祭神とし、伊勢神宮の古材払い下げを受けて社殿を造り替えるなど、伊勢神宮との関係が深い。
所在は三重県多気郡多気町仁田 156。伊勢国多気郡(たけぐん)、櫛田川中流域の南岸丘陵に鎮座する。伊勢神宮(三重県伊勢市)の西方約 15 km に位置し、神宮との祭祀的結節点に位置する。社地は古代「佐奈県(さなのあがた)」と呼ばれた地域に属し、神宮領としての歴史を持つ。
主祭神は天手力男命(手力雄神)。『古事記』上巻 天石屋戸段で天照大御神が籠もった岩戸を引き開け、外へ導き出した剛力の神として登場する。皇大神宮の相殿神として祀られる神格を本社に独立して祀る点に、佐那の地と神宮との祭祀的関係が現れる。配祀に曙立王命(あけたつのみこのみこと)など。同じく天石屋戸神話を担う天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祀る猿田彦神社(三重県伊勢市)と隣接する天孫降臨神話圏に属する。
創建年代は不詳。文献初出は『延喜式神名帳』伊勢国多気郡条「佐那神社」で、平安初期にすでに官社として確認される。中世以降は伊勢神宮の式年遷宮に際して古材の払い下げを受け、社殿造替を行ってきたと伝えられる。明治期に県社に列せられ、神宮との古材授受の関係が現在も継承されている。