
神社
香椎宮(かしいぐう)は、福岡県福岡市東区香椎にある神社。勅祭社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。 「香椎神宮」と誤記される場合もあるが、正しくは「香椎宮」である。
香椎宮(かしいぐう)は、福岡県福岡市東区香椎に鎮座する神社。勅祭社、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。「香椎神宮」と誤記されることがあるが正式名は「香椎宮」。仲哀天皇と神功皇后を祀り、神功皇后の三韓征伐伝説に直結する古社として知られる。
所在は福岡県福岡市東区香椎 4-16-1。筑前国糟屋郡(かすやぐん)、博多湾東岸の香椎の地に鎮座する。社地は古代「香椎潟」と呼ばれた入江に面し、神功皇后の三韓征伐の出兵拠点と伝えられる場所。本殿は「香椎造(かしいづくり)」と呼ばれる独特の建築様式で、国の重要文化財。
主祭神は仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)。配祀に応神天皇(おうじんてんのう)、住吉大神(すみよしのおおかみ)。『日本書紀』仲哀天皇紀によれば、仲哀天皇は熊襲征討のため筑紫の橿日宮(かしひのみや)に至るが、神託に従わず急逝し、神功皇后が皇子を懐胎したまま三韓征伐に渡海したと記される。応神天皇は神功皇后の御子で、八幡神として宇佐神宮(大分県宇佐市)以下全国八幡信仰の祭神。住吉大神を祀る住吉大社(大阪府大阪市住吉区)と祭祀的に結びつく海神信仰の中核社。
社伝では神亀元年(724 年)、聖武天皇の勅により仲哀天皇の廟として創建されたと伝えられる。古来「香椎廟」と称され、伊勢神宮・気比神宮と並ぶ三勅祭社の一に数えられた。『延喜式』臨時祭式に廟号で記載される。中世以降は大宰府の崇敬を受け、近世には福岡藩黒田家の祈願社となった。明治期に官幣大社、現在は別表神社。
10 年に一度の勅祭、毎年 10 月 9 日・10 日の例祭が中心。勅祭は天皇からの勅使派遣を伴う祭儀で、伊勢神宮・賀茂神社などと並ぶ全国十六社の勅祭社の一つとして継承される。
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