
神社
酒折宮は、山梨県甲府市酒折に鎮座する神社。日本武尊東征伝承の酒折宮に比定される連歌発祥地。
## 概要 酒折宮(さかおりのみや)は、山梨県甲府市酒折に鎮座する神社。主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと、倭建命)。『古事記』中巻に記される日本武尊東征伝承の「酒折宮」の現地比定社で、日本最古の連歌(れんが)の発祥地として古来知られる。 ## 鎮座地 所在は山梨県甲府市酒折 3-1-13。甲府盆地北東、酒折山(標高 320m)の南麓、笛吹川支流の濁川左岸に鎮座する。古代の甲斐国は東国経営の要衝で、酒折は東山道・中道往還の合流点にあった。境内に「連歌発祥之地」の石碑が立ち、近代以降は連歌・俳諧愛好者の聖地として崇敬される。 ## 祀られる神格 主祭神は日本武尊。『古事記』中巻 景行天皇段では、東征の帰途に「酒折宮」に滞在し、御火焚老(みひたきのおきな、火を焚く老人)と問答歌(連歌)を交わしたと記される。日本武尊が「新治筑波を過ぎて幾夜か寝つる」と詠ったのに対し、老人が「日々並べて夜には九夜日には十日を」と答えた応答が、日本最古の連歌として記紀に記録される。当社はこの故事の現地縁起社。 ## 沿革 社伝では、日本武尊が酒折宮に滞在した縁の地に祀られたのが起源とされる。中世以降は甲斐の崇敬を集め、近世は甲府藩領内の崇敬を受けた。江戸後期の国学者 山県大弐(1725–67)が当社に関わり、明治期に郷社に列せられた。境内の連歌発祥地碑は江戸期以来の文学史的顕彰で、近代以降は連歌・俳諧文化人の崇敬を受け続ける。 ## 主要祭礼 10 月の例祭、11 月の連歌祭(れんがさい、連歌発祥の故事にちなむ)が年中行事として継承される。連歌祭は当社独自の祭礼で、日本武尊と御火焚老の問答歌の故事を奉納連歌で再現する文芸祭祀の形を伝える。
國學院大學「古事記学」事業 神社データベース 酒折宮
機関資料酒折宮の御祭神・所在地・由緒、日本武尊東征伝承との関わりに関する國學院大學の整理。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/jinjya/sakaorinomiya/酒折宮 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
酒折宮の沿革、日本武尊東征伝承との関わり、連歌発祥地としての文学史的位置づけに関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E6%8A%98%E5%AE%AE