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神社

花窟神社

公開検証済みはなのいわやじんじゃ

花窟神社は、三重県熊野市有馬町に鎮座する神社。伊邪那美命御陵伝承地で巨岩を御神体とする。

概要

花窟神社(はなのいわやじんじゃ)は、三重県熊野市有馬町上地に鎮座する神社。主祭神は伊弉冊尊(いざなみのみこと、伊耶那美神)、配祀に軻遇突智尊(かぐつちのみこと、迦具土神)を祀る。『日本書紀』神代上 第五段一書に記される伊邪那美命御陵伝承地のひとつで、本殿を持たず巨岩を御神体とする日本最古級の祭祀形態を継承する。

鎮座地

所在は三重県熊野市有馬町上地 130。紀伊半島東南端、熊野灘に面した七里御浜(しちりみはま)の北西、有馬海岸の山際に鎮座する。社地は熊野古道伊勢路沿いに位置し、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産。境内に高さ約 45m の巨岩「磐座(御神体岩)」がそびえ、これを伊邪那美命の御陵と伝える。

祀られる神格

主祭神は伊邪那美命。『日本書紀』神代上 第五段一書では、火神 軻遇突智命を産んで崩じた伊邪那美命を「紀伊国の熊野の有馬村」に葬り、土地の人が花の時に花を以て祭ると記される。これが当地の縁起の典拠で、軻遇突智命を配祀するのは伊邪那美命の死因となった火神を御陵に併祀する古式に基づく。

沿革

社伝では、神代以来の御陵祭祀地として継承されたと伝えられる。『日本書紀』神代一書の記載が文献上の初出で、文献記録としては奈良時代以来の祭祀継承を確認できる古社。本殿を持たず巨岩を御神体とする祭祀形態は古代神奈備信仰の原形をよく伝え、平成 16 年(2004 年)に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に登録された。

主要祭礼

2 月 2 日と 10 月 2 日の「お綱掛け神事」が当社最大の祭礼。御神体岩から境内の松の御神木へ約 170m の大綱を渡し、三流の縄旗(七里御浜の風物詩)を吊るす古式神事で、伊邪那美命の御陵への花の捧げ物の伝承を継承する。三重県の無形民俗文化財に指定。

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