
神社
比婆山神社は、滋賀県彦根市男鬼町に鎮座する神社。伊邪那美大神を祀る山中の小社。
## 概要 比婆山神社(ひばやまじんじゃ)は、滋賀県彦根市男鬼町(おおりちょう)に鎮座する神社。主祭神は伊邪那美大神(いざなみのおおかみ、伊耶那美神)。鈴鹿山脈北端、霊仙山系の山中にあって、伊邪那美命の御陵伝承地のひとつ「比婆之山(ひばのやま)」を地名と社名に継承する小社。 ## 鎮座地 所在は滋賀県彦根市男鬼町 494-5。鈴鹿山脈北端、彦根市東部の山中、霊仙山西麓の男鬼地区に鎮座する。男鬼集落は近世まで山中の住人を擁したが、現在は廃村化が進む。比婆山は『古事記』上巻 神産み段に「出雲国と伯伎国(伯耆国)の境の比婆之山」と記される伊邪那美命御陵伝承の山の名で、当地はその名を継承する複数の比定地のひとつ。 ## 祀られる神格 主祭神は伊邪那美大神。『古事記』上巻では、火神 迦具土神を産んだのち崩じて出雲・伯耆国境の比婆之山に葬られたと記される。『日本書紀』神代上 第五段一書では紀伊国熊野有馬村と記され、御陵伝承地は複数存在する。当社の比婆山も伝承地のひとつで、近江山中における伊邪那美信仰の名残を伝える。 ## 沿革 社伝・創建年代は詳らかでないが、近世の地誌に「比婆神」を祀る山中の祠として記録される。明治期に村社に列せられ、地元住民が祭祀を継承してきた。男鬼集落の廃村化に伴い参詣は稀となったが、比婆之山の名と伊邪那美命信仰を伝える現存社として継承される。比婆山と称される御陵伝承地は中国山地・近畿に複数あり、当社はその一例。 ## 主要祭礼 古来の年中行事として山中の小社らしい簡素な祭祀が継承されてきた。近年は男鬼集落の人口減少により大規模な祭礼は途絶えがちだが、地元出身者・崇敬者による祭祀が続けられる。
國學院大學「古事記学」事業 神社データベース 比婆山神社
機関資料比婆山神社の御祭神・所在地・由緒に関する國學院大學の整理。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/jinjya/hibayamajinja/比婆山 (近江) - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
比婆山の御陵伝承地比定の議論、伊邪那美命神話との関わりに関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E5%A9%86%E5%B1%B1