
神社
井伊谷宮は、静岡県浜松市を入口にたどる聖地・社寺。井伊谷の歴史記憶と神社境内を、地域史の入口。
井伊谷宮(いいのやぐう)は、静岡県浜松市浜名区引佐町井伊谷に鎮座する神社。後醍醐天皇皇子・宗良親王(むねよししんのう、1311-1385)を祀る建武中興十五社の一つで、明治五年(1872 年)創建の近代社。社格は旧官幣中社。
所在は静岡県浜松市浜名区引佐町井伊谷 1991-1。井伊谷盆地の中央、井伊家発祥地に鎮座する。井伊谷は『吾妻鏡』にも見える古地名で、井伊氏の本貫地として知られる。境内地は宗良親王が南朝勢力の拠点として滞在した井伊谷城(一説に三岳城)の麓に位置し、隣接の龍潭寺(井伊氏菩提寺)と一体の井伊谷史跡圏を形成する。
主祭神は宗良親王。後醍醐天皇の皇子で、南北朝期に南朝方の征東将軍として東国を転戦し、一時期井伊谷に拠点を置いた。井伊道政(いいみちまさ)の娘・駿河姫を妃とし、信濃・遠江を中心に南朝の拠点を維持した歴史的人物。配祀に駿河姫を祀る。同じ建武中興十五社系の吉野神宮(奈良)、鎌倉宮(神奈川)と並び、南朝諸皇子顕彰の近代社群を成す。
明治五年(1872 年)、明治政府の建武中興顕彰政策の一環として、宗良親王の墓所と伝わる地に創建。明治六年(1873 年)に県社、明治十三年(1880 年)に官幣中社に昇格。社殿は神明造で、近代社の典型的建築様式を伝える。境内には宗良親王御陵(宮内庁治定)があり、宮内庁書陵部の管理下で保存される。井伊家ゆかりの龍潭寺、井伊谷城跡とともに井伊谷地域の歴史景観を構成する。
9 月 22 日の例大祭、宗良親王命日の 8 月 10 日に行われる宗良親王祭、年末年始の歳旦祭が主要祭礼。
井伊谷宮 公式・公的由緒資料
機関資料井伊谷宮の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
井伊谷宮 地域資料・百科資料
二次資料井伊谷宮の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。