
神社
唐沢山神社は、栃木県佐野市を入口にたどる聖地・社寺。唐沢山城跡と神社境内を、山上の史跡と参詣地として分けて整理する。
唐沢山神社(からさわやまじんじゃ)は、栃木県佐野市富士町に鎮座する神社。佐野氏の祖・藤原秀郷(ふじわらのひでさと、俵藤太)を祀る建武中興系顕彰社ではなく明治期創建の祖霊社で、国指定史跡・唐沢山城跡の山頂に鎮座する。社格は旧別格官幣社。
所在は栃木県佐野市富士町 1409。佐野市街地の北、標高 247m の唐沢山山頂に鎮座する。境内地は中世関東の山城・唐沢山城(からさわやまじょう)の本丸・二の丸・三の丸跡で、平成二十六年(2014 年)に国指定史跡となった。本丸跡の社殿からは関東平野を一望し、晴天時は東京スカイツリー・富士山が望見できる。
主祭神は藤原秀郷。平安中期の鎮守府将軍で、天慶の乱(935-941 年)に平将門を討伐した武将として『将門記』『今昔物語集』『太平記』に登場する。秀郷の子孫である佐野氏は唐沢山城を本拠とし、戦国期まで関東の名族として続いた。同じ秀郷系の氏族としては奥州藤原氏・佐藤氏・小山氏が知られ、近隣の佐野市内の佐野厄除大師(惣宗寺)と並ぶ佐野の代表的聖地。
明治十六年(1883 年)、栃木県令藤川為親(ふじかわためちか)らが秀郷顕彰の議を起こし、唐沢山城本丸跡に神社を創建。明治二十三年(1890 年)に別格官幣社に列せられた。社殿は明治期の神明造を基本とする。城跡部分は平成二十六年(2014 年)に国指定史跡となり、本丸石垣・大手道・天狗岩等の遺構が保存される。栃木県・佐野市の文化財として、また関東の代表的山城遺跡として保存事業が継続される。
10 月 25 日の例大祭、4 月 25 日の春季大祭が主要祭礼。例大祭では佐野市の地域行事として神輿渡御が行われる。
唐沢山神社 公式・公的由緒資料
機関資料唐沢山神社の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
唐沢山神社 地域資料・百科資料
二次資料唐沢山神社の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。