夏見廃寺の写真

寺院

夏見廃寺

公開検証済みなつみはいじ

夏見廃寺は三重県名張市にある寺院。名称、所在地、由緒を分け、厄除け・道開きの信仰文脈から地図でたどれる。

概要

夏見廃寺(なつみはいじ)は、三重県名張市夏見に所在する飛鳥・白鳳時代の寺院跡(廃寺)。発掘調査で塼仏(せんぶつ)・瓦・礎石が出土した古代地方寺院の遺跡で、国指定史跡。寺院機能は失われ、現在は史跡公園として整備される。

鎮座地

所在は三重県名張市夏見 2759。伊賀盆地南西部、宇陀川(うだがわ)と名張川の合流点近く、夏見地区の段丘上に位置する。遺跡は東西約 90m、南北約 80m の境内地に塔跡・金堂跡・講堂跡・南門跡・回廊跡の遺構が確認されている。近隣の夏見廃寺展示館で出土塼仏(重要文化財、約 130 点)が展示され、伊賀地方の古代仏教景観を伝える。

祀られる神格

寺院遺跡のため現在の本尊は無いが、塼仏(焼き締め粘土板に仏像を浮き彫りした古代仏像)から推定される旧本尊は釈迦如来および菩薩諸尊。出土塼仏の図像構成は薬師寺(奈良市)・川原寺(明日香村)など飛鳥末期の畿内寺院との共通性が指摘され、白鳳期(7 世紀後半-8 世紀初頭)の仏教景観を伝える。文献伝承では大来皇女(おおくのひめみこ、661-701)が天武天皇崩御後、母を弔うために建立した「昌福寺」(しょうふくじ)に比定する説があるが、考古学的に確証はない。

沿革

発掘調査結果から白鳳期(7 世紀後半-8 世紀初頭)の創建と推定される。出土した軒丸瓦の文様は藤原宮跡・川原寺跡出土瓦と共通する系譜を持ち、畿内中央政権との密接な関係をうかがわせる。平安期以降の廃絶時期は不詳。昭和五十二年(1977 年)から平成元年(1989 年)まで継続発掘調査が行われ、平成八年(1996 年)に国史跡指定。出土塼仏 130 余点は国指定重要文化財として夏見廃寺展示館で公開されている。

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さらに見る

出典

  • 夏見廃寺 由緒・所在地資料

    機関資料

    各社寺・公的機関

    夏見廃寺の名称・所在地・由緒を確認するための社寺・公的機関の公開資料。

  • 夏見廃寺跡 文化庁国指定文化財データベース

    機関資料

    夏見廃寺跡(三重県名張市夏見、1990年3月8日国史跡指定)の所在地・指定内容に関する文化庁公式情報。

    https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/401/1538
  • 夏見廃寺 - Wikipedia 日本語版

    二次資料

    Wikipedia contributors

    夏見廃寺の名称・所在地・座標を確認するため、Wikidata item Q3337064 と日本語版 Wikipedia を参照。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E8%A6%8B%E5%BB%83%E5%AF%BA%E8%B7%A1

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