
神社
青島神社(あおしまじんじゃ)は、宮崎県宮崎市青島にある、青島のほぼ中央に鎮座する神社で、周囲1.5kmの青島全島を境内地とする。旧社格は村社で、現在は神社本庁の別表神社。 青島は全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定
青島神社(あおしまじんじゃ)は、宮崎県宮崎市青島に鎮座する神社で、周囲約 1.5 km の青島(あおしま)全島を境内地とする。山幸彦(彦火火出見尊、ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の海宮神話の伝承地として知られる。旧社格は村社、現在は神社本庁の別表神社。
所在は宮崎県宮崎市青島 2-13-1。日向灘に浮かぶ周囲 1.5 km の青島全島が境内地で、本土とは弥生橋で結ばれる。島は熱帯・亜熱帯植物の群生地として国の特別天然記念物に指定され、周囲の波食棚「鬼の洗濯板」も国の天然記念物。古代日向神話圏の中心舞台の一つで、近隣の鵜戸神宮(宮崎県日南市)、宮崎神宮(宮崎市)、高千穂神社(宮崎県高千穂町)と日向神話の祭祀景観を構成する。
主祭神は彦火火出見命(山幸彦)、配祀に豊玉姫命と塩筒大神(しおつつのおおかみ)。『古事記』上巻 海幸彦山幸彦段では、山幸彦が兄海幸彦の釣針を求めて海宮に至り、海神綿津見神の娘豊玉姫と結ばれ、後に地上に戻る神話が記される。青島はその山幸彦が海宮から帰還した地と伝えられる。彦火火出見命は天孫邇邇芸命(ににぎのみこと)と木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやびめのみこと)の御子神で、神武天皇の祖父にあたる天孫系神格。
創建年代は不詳。社伝では海宮から帰還した彦火火出見命を祀ったことに始まると伝えられる。文献では平安期『日向国風土記』逸文や中世以降の日向地誌に名が見える。江戸期までは島自体が神域とされ一般の立入が制限されたが、明治期の立入解禁とともに参拝が広がった。村社、後に別表神社に列せられた。
1 月の海正月(裸まいり)、7 月の夏祭(御島巡幸祭)、10 月の秋季大祭が中心。海正月は厳冬の海に入り禊を行う祭事で、海宮神話を継承する祭礼として継続されている。