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伝承

少彦名命渡来譚

公開検証済みすくなびこなのみこととらいたん

常世から渡来し大国主神と国造りを助けたのち再び常世に去ったとされる、少彦名命の渡来譚。

あらすじ

古事記上巻に、大国主神が出雲の御大の岬にいた際、波の彼方から天之羅摩船に乗り鵝の皮の衣を着た小さな神が来訪したと記される。神産巣日神は「これは我が子の少名毘古那神なり」と告げ、二柱は葦原中国の国造りに協働したとされる。日本書紀第八段一書では「白蘞の皮を以て舟と為し、鷦鷯の羽を以て衣と為して、潮水に随ひて浮き到る」と記される。釈日本紀所引 伊予国風土記逸文では、大穴持命が病臥した少彦名命を伊予の湯(道後温泉)で蘇生させたと記される。

主な場面

波上浮来による出現、神産巣日神による親子の認定、大国主神との誓約と協働、医薬・酒造り・温泉文化の制定、伊予国道後温泉での蘇生譚、そして常世国への帰還、という段で構成されると記される。

舞台・伝承地

出雲国御大の岬(島根県)が出現地、伊予国道後温泉(愛媛県松山市)が蘇生譚の舞台と記される。摂津国 少彦名神社(大阪府大阪市)等にも信仰が広がるとされる。

出典

古事記 上巻。日本書紀 神代下 第八段一書。釈日本紀所引 伊予国風土記逸文。

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