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伝承

ヤマトタケル熊襲征伐

公開検証済みやまとたけるくまそせいばつ

倭建命が女装して熊襲建を討ち取り、倭建の名を授かったと古事記中巻に記される譚。

あらすじ

古事記中巻 景行天皇紀に、小碓命(倭建命の幼名)が父景行天皇の命を受け、九州の熊襲を討つために派遣されたと記される。小碓命は叔母倭比売命より授かった衣装で女装し、熊襲建の宴に紛れ込み、酔いに乗じて宴の最中に兄熊襲建を斬り、続いて弟熊襲建を刺したとされる。倒れた弟熊襲建が「倭国に汝命のごとき建き男ます。倭建の御子と称えむ」と讃え、命を奉ったと記される。日本書紀 景行紀では討伐対象は川上梟帥一人と記される。

主な場面

景行天皇の命、倭比売命からの女装の授与、宴への潜入、兄弟熊襲建討伐、弟熊襲建による倭建の名の奉与、という段で構成される。古事記版と日本書紀版で討伐対象や経緯が異なると記される。

舞台・伝承地

九州南部 熊襲(現在の鹿児島県・宮崎県周辺)が舞台。倭比売命の伊勢神宮、倭建命を祭る建部大社(滋賀県大津市)にも関連伝承が伝わる。

出典

古事記 中巻 景行天皇段。日本書紀 巻第七 景行天皇紀。1887年田中頼庸校訂版(NDL pid/772098)等で校訂本が刊行された。

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