
寺院
蟠龍寺は、東京都目黒区を入口にたどる聖地・社寺。目黒の寺院景観を、江戸の信仰と地域の参詣地。
蟠龍寺(ばんりゅうじ)は、東京都目黒区下目黒に所在する浄土宗の寺院。江戸三十三観音霊場第十番札所、山手七福神の弁財天霊場として知られ、近世江戸の信仰景観を伝える目黒の名刹。
所在は東京都目黒区下目黒 3-4-4。目黒不動尊(瀧泉寺)の北約 300m、目黒川と林試の森公園に挟まれた台地上に伽藍を構える。江戸期の目黒は将軍家鷹狩場として知られた郊外の信仰圏で、目黒不動・大円寺・瀧泉寺と並ぶ目黒七福神めぐりの一霊場として参詣者を集めた。山号は霊雲山。
本堂本尊は阿弥陀如来。境内の岩窟内に石造の岩屋弁財天(いわやべんざいてん)を祀り、近隣に弁天堂を別途構える二弁財天の構成をとる。岩屋弁財天は江戸期建立で、目黒の弁財天信仰の中核を成す。隣接の目黒不動尊(瀧泉寺)の不動明王と一体の目黒不動信仰圏を形成し、山手七福神めぐりでは妙円寺の福禄寿・寿老人とも巡礼路で結ばれる。
寺伝では宝永六年(1709 年)、霊雲(れいうん)が開基した浄土宗増上寺末寺。元は称明院(しょうみょういん)と称し、後に蟠龍寺と改めた。江戸期には目黒七福神めぐりの隆盛とともに弁財天霊場として参詣を集めた。大正二年(1913 年)刊『新撰東京名所図会』にも目黒の名刹として記載され、近世江戸の郊外信仰の典型例として位置づけられる。目黒区指定の地域文化財として境内の岩屋・石仏群が保存される。
1 月初旬の山手七福神めぐり、4 月 8 日の灌仏会、毎月の縁日が継承される。山手七福神めぐりは近年も多くの参詣者を集める。
蟠龍寺 公式・公的由緒資料
機関資料蟠龍寺の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
蟠龍寺 地域資料・百科資料
二次資料蟠龍寺の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。