小國神社の写真

神社

小國神社

公開検証済みおくにじんじゃ

小國神社は静岡県にある神社。所在地と由緒を手がかりに、静岡県の信仰文脈からたどれる。

概要

小國神社(おくにじんじゃ)は、静岡県周智郡森町一宮に鎮座する神社。遠江国一宮で、『延喜式神名帳』遠江国周智郡に「小国神社」と所載される古社。社格は旧国幣小社。

鎮座地

所在は静岡県周智郡森町一宮 3956-1。遠江国の北部山間、本宮山(標高 511m)の南麓、太田川の谷あいに鎮座する。境内地は約 30 万坪の広大な社地で、樹齢千年級の老杉と桜・紅葉の名所として知られる。本殿背後の本宮山は古来神奈備(かんなび、神霊の依代)として崇拝された。

祀られる神格

主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと、大国主神)。『古事記』上巻 出雲国 因幡素菟段・国譲り段に出雲の主祭神として記される。配祀には小國神社固有の地主神は伝わらないが、隣接の延喜式内社・許禰神社(こねじんじゃ)の祭神事代主神(ことしろぬしのかみ)と一連の出雲系信仰圏を遠州山間に展開する点が古代祭祀史上重要視される。

沿革

社伝では欽明天皇十六年(555 年)の創建で、本宮山に神霊が降臨したのを起源とする。『延喜式神名帳』に小国神社と所載され、平安期には正四位下を受けた。中世には遠江国一宮として崇敬を集め、本殿・拝殿は山中の独立社地として継承された。明治六年(1873 年)に郷社、明治十八年(1885 年)に国幣小社に列せられた。

主要祭礼

4 月 18 日の例大祭、4 月の春季大祭、11 月の十二段舞楽(じゅうにだんぶがく)は平安期に大和興福寺から伝来したと伝える舞楽で、国指定重要無形民俗文化財。

出典

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