神社
焼津神社(やいづじんじゃ)は、静岡県焼津市焼津にある神社。式内社、旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。 旧称は「入江大明神(いりえだいみょうじん)」。ヤマトタケルの東征伝説に関わる神社として知られる。
焼津神社(やいづじんじゃ)は、静岡県焼津市焼津に鎮座する神社。式内社、旧社格は県社、現在は神社本庁の別表神社。旧称は「入江大明神(いりえだいみょうじん)」。倭建命(やまとたけるのみこと、日本武尊)の東征伝説、特に駿河国焼津での野火説話に由来する神社として知られる。
所在は静岡県焼津市焼津 2-7-2。駿河国益津郡(ましづぐん)、駿河湾沿岸の焼津港近くに鎮座する。古代の焼津の入江に面した港町集落の鎮守として営まれた立地で、現在も焼津漁港と一体の漁業集落の中核祭祀地。倭建命東征関連社の走水神社(神奈川県横須賀市)、建部大社(滋賀県大津市)、大鳥大社(大阪府堺市)と東海道上の祭祀景観を構成する。
主祭神は日本武尊(倭建命)。『古事記』中巻 景行天皇段では、相模国造(さがむのくにのみやつこ)の謀計により野火に襲われた倭建命が、伊勢神宮で叔母倭比売命(やまとひめのみこと)から授かった草薙剣(くさなぎのつるぎ)で草を薙ぎ、火打石で迎え火を放って難を脱したと記される。『日本書紀』景行天皇紀でも同様の説話が伝えられ、地名「焼津」はこの「焼遣(やきはらえ)」に由来するとされる。
創建年代は不詳。社伝では倭建命が当地を平定した後、後の世に住民が日本武尊を祀ったのに始まると伝えられる。文献初出は『延喜式神名帳』駿河国益津郡条「焼津神社」で、平安初期にすでに官社として認知されていた。中世から近世にかけて「入江大明神」と称され、駿河国南部の漁業集落の総鎮守として崇敬を集めた。明治期に県社、現在は別表神社。
8 月 12 日・13 日の例大祭「荒祭(あらまつり)」が中心。荒祭は神輿と地踊「神ころがし」を伴う激しい祭礼で、倭建命の東征の荒々しさを継承する祭事として伝えられている。
あなたの縁
読了した由緒を起点に、あなた自身の繋がりをひらきます。