住吉大社の写真

神社

住吉大社

公開検証済みすみよしたいしゃ

住吉大社は大阪府にある神社。住吉三神との関係を持ち、航海安全・交通安全の祈願領域から地図でたどれる。

概要

住吉大社(すみよしたいしゃ)は、大阪府大阪市住吉区に鎮座する神社。全国に約二千社ある住吉神社の総本社で、海上守護・航海安全の神として古代から朝廷・民間の崇敬を受けてきた。主祭神は底筒男命・中筒男命・表筒男命の住吉三神に神功皇后を加えた四柱。社格は旧官幣大社、二十二社の一社。

鎮座地

所在は大阪府大阪市住吉区住吉 2-9-89。古代には社地のすぐ西まで難波津の入江が迫り、住吉津(すみのえのつ)と呼ばれる外洋への船出の要港であった。遣隋使・遣唐使はここから船出し、住吉大神に航海安全を祈ったと伝えられる。境内は約三万坪に及び、本殿四棟が東西に並ぶ独特の配置を取る。

祀られる神格

主祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神と、神功皇后(息長帯比売命、おきながたらしひめのみこと)の四柱。住吉三神は『古事記』『日本書紀』の神代巻で、伊邪那岐神が黄泉国から帰還した際の海中での禊によって生まれた神格と記される(『古事記』上巻 伊邪那岐神禊段)。神功皇后は三韓征討の伝承で住吉大神の神託を受けた皇后として祀られる。

沿革

社伝では、神功皇后の三韓征討からの帰還にあたり、住吉大神の神託により大阪湾岸の現社地に祀られたのを創建とする。『延喜式神名帳』(延長五年・927 年)には「住吉坐神社四座 並名神大」と記載される名神大社で、摂津国一宮。本殿四棟(第一本宮〜第四本宮)はいずれも住吉造(すみよしづくり)と呼ばれる古制を伝え、文化十一年(1814 年)の造替になる現本殿は国宝に指定されている。

主要祭礼

6 月 14 日の御田植神事(おたうえしんじ)は重要無形民俗文化財。7 月 30 日から 8 月 1 日にかけての住吉祭は「大阪の夏祭りの〆」として知られ、神輿渡御で締めくくられる。10 月の宝之市神事、12 月の御煤払神事など年中行事も古制を伝える。

読み解き

住吉大社は、底筒男命・中筒男命・表筒男命の住吉三神を祀る摂津国一宮である。『古事記』上巻では、黄泉から帰った伊邪那岐命が禊を行う場面で三神が成り出る。海と航路の守りとしての住吉信仰は、この禊の神話と結びつく。住吉造の本殿四棟は、古い祭祀空間の形式を伝える要素としても重要である。

関連神格は住吉三神、神功皇后、伊邪那岐命。出典: 『古事記』上巻、文化庁国指定文化財等データベース、Wikipedia日本語版「住吉大社」。

出典

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