
記紀神話
吉備津彦命は記紀神話に位置づける神格。勝運・厄除けの祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。
吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、『古事記』『日本書紀』に記される皇族系の神格。第七代孝霊天皇の皇子で、四道将軍の一人として山陽道に派遣され、吉備国を平定した武人神格として伝えられる。吉備津神社の主祭神で、桃太郎伝説のモデルとされる。
『古事記』中巻 孝霊天皇段では、皇子 大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)と若日子建吉備津日子命の兄弟が、吉備国の平定に派遣されたと記される。『日本書紀』崇神紀十年では、四道将軍として大彦命・武渟川別・丹波道主命とともに吉備津彦命が西道(山陽道)に派遣され、地方平定に当たったとある。『吉備津宮縁起』には、吉備の悪鬼 温羅(うら)を退治した伝承が記され、桃太郎譚の原型として知られる。
父は第七代孝霊天皇、母は倭国香媛(やまとのくにかひめ)。同母兄弟に倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと、大物主神と神婚した皇女)、稚武吉備津彦命など。吉備臣(きびのおみ、後の吉備朝臣)の祖と『新撰姓氏録』(弘仁六年・815 年)に記され、後の吉備真備(695-775 年)に至る氏族の祖神に位置づけられる。
吉備津神社(岡山県岡山市北区、備中国一宮)、吉備津彦神社(岡山県岡山市北区、備前国一宮)を主たる鎮座社とする。吉備津神社の本殿・拝殿は応永三十二年(1425 年)に再建されたもので、比翼入母屋造(吉備津造)として国宝に指定されている。鳴釜神事は『雨月物語』にも記される古儀。
吉備津彦命 関連社寺由緒資料
機関資料各社寺・公的機関
吉備津彦命の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。
吉備津彦命 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
吉備津彦命の概要に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%82%99%E6%B4%A5%E5%BD%A6%E5%91%BD